演劇部が全国大会出場します

今回は縣陵演劇部が全国大会へ出場することを同窓生の皆さんへ報告したいと思います。

演劇部は地区大会を経て16年ぶりに出場した12月の県大会で2位を獲得。初めて臨んだ上位大会(北関東ブロック)で最高の最優秀賞に輝き全国大会への切符を手にしました。全国大会は8月4日から6日に和歌山県田辺市で開かれる「第45回全国高等学校総合文化祭」紀の国わかやま総文2021 の演劇の部門で約2,100校の中の選ばれし12校で競われます。

紀の国わかやま総文2021

大会へは、3年生の西谷部長を筆頚に2年生3人1年生3人の7人で臨みます。音羽さん西谷ありあさん(3年)、福田千越さん(2年)、乾美優さん(1年)が役者。闊瑠真さん(2年)、北条玲桜さん(1年)が照明、横内音羽さん(2年)が音響、石田瑞希さん(1年)が舞台美術を務めます。

大会では「忘れないよ、九官鳥」という題目を演じます。これはどういう内容かと聞くと「見てもらうのが一番」と部員の皆さんが急速演じてくれました。

舞台背景は写真にもあるように紺ベースの聖を背景に椅子が二つ置いてあるだけです。演者は衣装も化粧もしていない中の演技、戸惑うも直ぐに配役は理解できました。只、内容を皆さんに伝えるのがすごく難しいです。一つ言えるのは過去の自分の体験を振り返れたようなそんな気分だったということです。観る方によって色んなとらえ方が出来る劇だと思えました。背景すら想像の範疇であります。

我々は映画、ドラマやテレビに慣れてしまい、見えているものがすべて、そこに想像や思いなどを巡らしたりはしないことになれてしまっていると思います。今回の作品はそんな日常とは違う想像しながら観たり考えたりする非常に面白い作品であると思いました。

(取材・文章 34回 西牧秀章)